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2014年12月2日火曜日

戦後広島ヤクザ戦争の実態をリアルにつづった『仁義なき戦い』

新 仁義なき戦い

戦後広島ヤクザ戦争の実態をリアルにつづった『仁義なき戦い』全5部作の評判を受け、装いも新たに深作欣二監督が描く実録ヤクザ映画。5部作から時代をさ かのぼらせた昭和25年の広島、山森組の若衆・三好(菅原文太)は敵対する土田組組長を暗殺し、11年の刑を宣告。彼の服役中、山森組は坂上(田中邦 衛)、青木(若山富三郎)、難波(中谷一郎)の3派に分かれ、三好が出所して以降、その抗争はエスカレートしていく。

山森組長役の金子信雄は5部作と同じ設定だが、従来の主要キャストはそれぞれ別役を演じるという、いわば5部作の番外編的要素の強い作品。その中で描かれているのは、やはり仁義のかけらもないヤクザの赤裸々な姿そのものである。(的田也寸志)

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