本日のタイムセール

2014年7月29日火曜日

山崎行太郎 私は「沖縄集団自決論争」や「沖縄集団自決裁判」以来、曽野綾子批判を繰り返してきた

曽野綾子大批判

 「はじめに」より抜粋
佐高氏と私は「曽野綾子批判」という問題で一致している。私は「沖縄集団自決論争」や「沖縄集団自決裁判」以来、曽野綾子批判を繰り返してきた。佐高氏も、私より前から曽野綾子を批判していた。そういうわけで、この本のタイトルも「曽野綾子大批判」にすることにした。
しかし、「曽野綾子」は一つの素材であって全てではない。「曽野綾子」ではなく、「曽野綾子的なもの」こそ、本書のテーマである。

現在の論壇やジャーナリズムには「曽野綾子的なもの」がはびこっている。軽薄、無知、論理破綻……。これは保守論壇だけでなく、左翼論壇にも言えることである。(中略)
私たちは本書で、江藤淳や丸山眞男、魯迅などについて議論している。彼らを論じることで、現在の論壇が失った「批評力」や「批判力」をもう一度見直す必要があると考えたからだ。これが本書のもう一つのテーマである。

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