本日のタイムセール

2016年6月2日木曜日

ザ!世界仰天ニュース 優しい夫が突然万引き・・!脳の病が原因だった!

若年認知症になった夫と生きぬいて 8000日の夜と朝 新井 雅江 (著)

私の夫は、前頭側頭型(ピック病)の若年認知症でした。
もの忘れや見当識障害だけではありません。万引き、暴力、異食等々……。
夫は、さまざまな異常行動を示しました。
22年間。病名がわかるまでの紆余曲折、そして長きにわたる介護の日々は、修羅場の繰り返しでした。 この本は、発病から他界までに至る、不安と希望の日々を綴った記録です。
子どもに優しくて仕事もできる40代の夫。
そんな夫に徐々に異変が起き始める。理性を失い、暴力をふるうようになり、ついには万引きを繰り返すように・・・。実はその原因は脳にあった。
約30年にも及んだ壮絶な闘いの日々。夫を襲った病とは!?

ピック病の症状と治療 ―コウノメソッドで理解する前頭側頭葉変性症

アーノルド・ピックが最初のピック病症例を発表してから2012年で120年が経過したことになります。
ピック病を独立疾患として最初に認めた論文が日本人医師 大成 潔によるものだったこともあり、とくに日本ではピック病の名称が認められてきました。
ところが、「ピック病」は1996年以降マンチェスターグループによる前頭側頭葉変性症(FTLD)分類の下位に組み入れられ、その名称も消えようとしているのが世界の趨勢です。
驚くべきことに現在、インターネットで検索するとピック病という病名のついた書籍は2冊しかありません。

松下正明先生・田邉敬貴先生の対談集(2008)と、万引きで一時は懲戒免職になった茅ヶ崎市職員 中村成信(しげのぶ)さんの書籍(2011)です。
勤務医時代、大学からアルバイトに来ていた若い精神科医が統合失調症の遺伝子異常を研究しており、「僕は教授になる」と公言していました。
彼にピック病の研究もしてくれないかと頼んでみたら、「ピック病は数が少ないから論文を書いても引用数が伸びず教授にはなれないから」と言われ衝撃を受けました。
このような打算的な人たちが学会を構成している限り、患者数の少ない疾患は一向に診療技術が上がらないだろうと思います。

失語症候群を含めたFTLDには診断の難しい患者もいますが、多くは知識さえあれば簡単に見つけ出せ、簡単に病状を改善できます。
そのことを1日も早く世に伝えようとこの本を執筆することにしました。

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