本日のタイムセール

2014年9月27日土曜日

大國魂神社 秋季祭・くり祭 けやきの参道が誘う武蔵の社

大國魂神社の秋季祭である「くり祭」はその名の通り「栗」の祭です。
その始まりは1738年にまでさかのぼります。
秋季祭は武蔵六所宮御太々神楽の創立を起源としていて、一時中断された時期があったものの、再び現在まで続いている歴史ある祭なのです。

現在のように「くり祭」と称されるようになったのは江戸時代。
武蔵野では良質の栗がよく採れ、かつ保存食としても重宝されていたため、徳川家に献納されるようになりました。
この時季と太々神楽の時期が重なり、いつしか「くり祭」と呼ばれるようになったとか。

例年27日が宵祭、28日が本祭で、期間中に境内に灯される約260本もの行灯もこの祭の特徴です。この行灯は大正14年から始まり、今は手書きの奉納画が描かれ、祭の夜をやわらかく盛り上げてくれています。
かつては献納されていた栗ですが、現在では祭の露店でもちろん購入可能。神楽の調べに耳を傾けながら、秋の夜の祭を楽しみましょう。

週刊 神社紀行 35 氷川神社 大國魂神社 けやきの参道が誘う武蔵の社
 「神宝の美」「神宮の祭神」「祭りと四季」など35ページ。付録。

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