世界征服を夢見る嫌われ者国家 中国の狂気
いまの中国は習近平が最高指導者の地位に就いてから大きく変わった。
前の胡錦濤、その前の江沢民が 小平の集団指導体制を踏襲したのに対し、中国共産党の
系譜で第五世代指導者に数えられる習は毛沢東を 範 とするカリスマ的な指導者を目指しているからだ。つまり、習一極体制の実現である。言葉を換えれば強
硬一辺倒路線。
もっと言えば恐怖政治であろう。たとえばこのところの言論統制は胡錦濤時代の比ではなく、膨大な逮捕者数が現政権の締め付けの強さを如実に
物語っている。そして止まらぬ格差拡大、経済成長の鈍化、高まるいっぽうの影の銀行をめぐるリスク、くすぶる民族問題、劣悪化した環境汚染等々、切迫した
課題山積のなか、これまで力量不足、経験不足ぶりを露呈してきた習近平が経済から安全保障まで横断的な権力を掌握するのはきわめて危険である。
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