ヘイト・スピーチ法 研究序説 -差別煽動犯罪の刑法学
本書はヘイト・クライム/ヘイト・スピーチ法研究の第一歩として、本格的検討の前提となる基礎知識を提供することを目的としている。
これまでの研究では概 念定義も不正確であり、時に恣意的な定義のもとに議論がなされてきた。憲法論の中のごく一部の狭い枠組みでの議論も目立つ。
比較法研究も始まったばかりで ある。本質論抜きの法技術的解釈も目立つ。
そうした現状を乗り越えるために、ヘイト・クライム/ヘイト・スピーチ法の議論に不可欠な最低限の基礎知識を紹介し、その土俵づくりを目指す。
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