今年4月、60代と70代の老夫婦が飼えなくなった猫をやむなく公園に遺棄し、書類送検されるという出来事があった。
10年後、5人に1人が75歳以上 の超高齢社会になる日本。
今や高齢者の心の拠りどころとなっているのが犬や猫。
でもペットだって歳を取る。高齢者が年老いた犬や猫の世話をせざるを得ない という現実がある。
今年50歳になった独身、会社員の女性、五十嵐千代子さん。
自宅マンションを訪ねると、チワワが4匹に猫1匹。動物好きは父親・由 孝さん(84歳)の影響だという。
かつては実家で同居していたが、親子喧嘩をきっかけに今は別々に暮らす父と娘。
ある日彼女は行動に出る。背中を押してく れたのは何と愛する犬たちだった。はたして親子の関係を修復することはできるのか。
40歳を過ぎて結婚した西本裕次(58歳)・美菜子さん(56歳) 夫婦。9年間、喜怒哀楽をともに生き、高齢にさしかかった愛猫を病が襲う。子猫の時、里親募集で見つけて一目惚れ。そんな我が子への迫り来る命の危機。
「この子を絶対に失いたくない!」残された日々を夫婦はどう向き合うのか。
人もペットも高齢化が進むなか最近増えてきた老犬介護の専門施設、老犬ホー ムや、飼い主が先に死んでも安心してペットを任せられるシステムが誕生し、犬や猫を取り巻く状況も大きく変わりつつある。
そんなペット事情を探ってみる と、人間とペットと近未来、家族の有り様が見えてくる。
捨て犬・未来と捨てネコ・未来 (ノンフィクション・生きるチカラ)
わたしを助けてくれた麻里子さんは、二度と捨てられることがないよう、幸せな未来を生きられるよう、「未来」って名づけたんだ。
でもネコの未来クンはどう だったんだろう―?「わたしは捨て犬だったんだよ!あんたは?」「ぼくも捨てネコやってんで」わたしは、自分と同じ名前の由来をもって、同じ名前になった 「捨てネコ・未来クン」におおいに興味を抱いた。
犬とネコの行動のちがい、「犬と人」「ネコと人」の絆のちがいを、捨て犬・未来が語ります!
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