詩人/谷川俊太郎▽不安定な世界情勢・安保関連法案・新国立競技場の建設問題などで揺れる中、政治的なことをあまり語ろうとしない現代詩人は今どんな言葉を紡いでいるのか
60年以上創作活動を続け、豊かな言葉でつづられた谷川の詩の数々は世界中で翻訳され、国や世代を超えて支持されている。
そんな彼が、昨今の出版不況を鑑 みて「多くの人の目に触れなければ意味がない」との思いから、苦手だという密着取材を受け入れた。
毎年夏に過ごす北軽井沢の別荘にテレビカメラが入るのは 初めてだ。
番組では今回、谷川に「日本と私」というテーマで詩をつくってもらった。
彼が“今”伝えたいことは何なのか…
せんそうしない
ちきゅうにいきるいきもののなかで、せんそうをはじめるのはにんげんだけ。それもおとなだけ。戦後70年、戦争と平和を考える本。
あたしとあなた
「メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた」(あとがきより)
半世紀以上にわたって第一線で書き続けてきた詩人の最新作は、書き下ろし37篇の詩すべてにさまざまな〈あたし〉と〈あなた〉が登場します。
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