「頭の中は真っ白」。
梶田さんは東大で記者会見し、驚きをそう表現した。
宇宙の謎に迫る基礎研究は日本のお家芸。
「人類の地平線を拡大するような好奇心でやっている。スポットを当ててもらい、光栄です」と笑顔を見せた。
梶田さんは、2002年に同じ賞を受賞した小柴昌俊東大特別栄誉教授(89)の教え子で、重さがないと考えられていた素粒子「ニュートリノ」に質量があることを見つけた。
一つの研究チームから2度の受賞は日本で初めて。
13年前、受賞後の会見で「夢は教え子の受賞」と語っていた小柴さんは、梶田さんから電話で報告を受け「おめでとう、よかったね。いずれはもらうと思っていたけど」とたたえた。
うれしそうだったといい、小柴さんは「最初に知らせてきたんでしょう」と弟子の快挙を喜んだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿