ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本
クリミア半島をめぐり、ウクライナとの国境紛争に踏み切ったロシア。
プーチン大統領は核兵器の準備があると発言する強面ぶりだが、反面、国内の支持を失い、自国の通貨への信頼は薄れる一方で、外貨準備高の減少が著しい。
また習近平が独裁的な一極集中をはかり、軍部・共産党の幹部の不正を質すという名目で粛清を繰り返している。
ふたつの大国がイデオロギーを失い、断末魔の喘ぎを始めていると著者は言う。
アメリカのエネルギー政策が石油価格を引き下げ、
唯一の輸出の決め手を封じられてロシア経済は逼迫し、幻の国家統制経済の破綻に中国政権は欺瞞に満ちた金融政策に走っている。
強いアメリカ経済と協調し、円安を武器に利を得ている日本経済はどこまで伸びるのか。
経済予測に定評のある国際エコノミストが読み解く近未来アジア像。
0 件のコメント:
コメントを投稿