利上げは、中央銀行が政策金利を引き上げることをいいます。
これは、日本では、日銀が「無担保コールレート(オーバーナイト物)」を、また米国では、FRBが「Federal Funds Rate」を引き上げることを指します。
一般に中央銀行は、国内の経済情勢において、インフレ懸念が強まったり、景気が過熱したりした場合などに、金利水準を引き上げる金融政策を取ります。
この場合、利上げを行うと市場金利が上昇し、企業の設備投資が抑制され、個人の消費意欲も衰えるため景気にブレーキがかかる一方で、過度に金利が上がれば、景気が急速に冷え込む恐れもあります。
このように予期せぬ事態(副作用)も起こりうることから、金融政策において、金利の変更幅や変更時期は、適切に見極めて実施されることが重要になります。
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