本日のタイムセール

2016年8月1日月曜日

NNNドキュメント「隠された被爆米兵 ~ヒロシマの墓標は語る~」

広島に投下した原爆によって死んだ12人の‘被爆米兵’がいた。
自国民をも犠牲にした原爆。彼らの足跡をたどり、日本とアメリカを取材。

今も複雑な思いを抱く遺族たちの本音とは‥。
今年オバマ大統領は広島を訪れ被爆米兵に初めて言及、核兵器なき世界を訴えた。
一方でその脅威は深まるばかりだ。
被爆米兵らも一緒に眠る原爆慰霊碑は今日も静かに訴える、「過ちは繰り返しませぬから」と―。今、私たちがなすべき事は一体何か。
アメリカはなぜ、原爆投下の第一目標を広島としたか。

通説とされているのは、当時広島に捕虜がいないとされていたからだ。しかし実際は違った…。新兵器でアメリカ兵捕虜の命を奪ったという「不都合な真実」は、長らく遺族にも伏せられていた。
戦後70年を経て、アメリカでは被爆米兵にまつわるドキュメンタリーの制作が公開され、さらにはオバマ大統領までもが‘広島演説’の中で被爆米兵の存在に言及した。
変わり始めた、アメリカ…。
しかし核をめぐる世界情勢はむしろ悪化の一途をたどる。
核廃絶を願うヒロシマの思いが真に届く日は来るのだろうか。

<遺族の複雑な思い>
被爆死した米兵捕虜は12人。しかし、アメリカ政府は38年にわたり被爆米兵の存在を公式に認めなかった。
被爆死したラルフさんの遺族も31年間、政府から被爆死の事実を知らされなかった。一方、被爆死したノーマンさんの遺族は辛すぎる経験からか、これまで身内の中でもその事実が語られることはなかったという。
母国が開発した原爆で命を落としたことをどう思うのか―?私たちの問いに、ノーマンさんの妹はノーコメントを貫いた。

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