昭和期日本の住宅学を切り拓いた住宅学者、西山夘三(1911-1994)が、戦後二度にわたり、端島を訪問調査し、カラーを含む住宅と生活の写真を数多 く撮影していたことはほとんど知られていない。
本書は、それら未公開写真を中心に、当時の調査レポートや資料を加え編集し、活気ある軍艦島の生活を誌上で 再現。
世界にも類を見ない、高密・高層炭鉱住宅群を、日常のくらしを見据えた視線で捉えた、貴重なビジュアル・ブック。
昭和30年代、当時人口密度世界一の小さな炭鉱の島には、厳しい労働と豊かな生活、そして人々の笑顔があった。活気あふれる“ふるさと軍艦島”の記憶を、後世へと残したい。50年前の写真少年が満を持して世に送り出す軍艦島の記録。
0 件のコメント:
コメントを投稿