働く、ということ ―十九歳で社長になった重度障がい者の物語―
著者は生後10 カ月で10 万人に1 人の難病といわれる脊髄性筋萎縮症だと診断された。
この病気は、筋肉を動かす神経に問題があり、徐々に筋肉が委縮し、体が動かなくなってしまうものである。
今、ビジネス界で大きな注目を集める若き起業家がいる。
佐藤仙務、24歳。 2015年、優れた経営者に贈られる「日本ベンチャードアワード」も受賞。 だが、彼の会社には、他にはない大きな特徴が・・。
それは、“重度の障がい者だけの会社”ということ。
佐藤は、「脊髄性筋萎縮症」という10万人に1人と言われる難病のため、動くのは、両手の親指がわずか1センチ。
一日中、寝たきりの状態だ。そんな佐藤が、同じ病気の相棒・松元と会社を立ち上げたのだ。 そして、自らを『寝たきり社長』と名乗り、ビジネス界で攻勢をかけていく。 働きたくても働く機会がない、働けても賃金が低い・・。
こうした障がい者雇用の現状に風穴を開けようと、最新のIT技術を駆使して新たな仕事を作りだしていく佐藤。
そして今、障がい者だからこそできる仕事=『障がいを武器にした前代未聞のビジネス』に乗り出した!
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