ニッポン地下観光ガイド
私が地下施設の見学にのめり込むようになったのは、2003年11月に、「日比谷共同溝」の見学会に参加してからだ。
ヘルメットと軍手を装着し、狭い螺 旋階段を下り、薄暗い地下世界に降りること40メートル。そこで待ち受けていたのは----これから1.5キロメートルにも及ぶ地下トンネルを掘ろうとし ている、重さ450トンの巨大シールドマシンだった。
普段何気なく歩いている道路の下に、こんなに大きな機械があるとは想像していなかった。
「地下」とい うブラックボックスを覗いてみたら、その中に鋼鉄の化物が潜んでいたのだ。まるで異世界に迷い込んだようで目まいがした。
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